電磁波とは

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電磁波とは

(1)電磁波とは?

電磁波とは「電」「磁」「波」の複合語です。

「電」=「電気」「電場(電界)」と、
「磁」=「磁気」「磁場(磁界)」の、
「波」=「振動」=「周波数」をもつものと定義されます。

波は、高周波(細かい波)から、低周波(大きな波)まであり、各々性質や用途が異なります。
主に高周波は携帯電話等から、低周波は家電製品や電気配線等から発生します。

高周波は例えば携帯電話の「通信」等に使われ、いわゆるその製品に必需のものです。
他方、低周波は電化製品を動かす電気に付随して副産物的に無駄に発生するものです。

 

(2)高周波と低周波

高周波と低周波では、特徴も影響する範囲も、対策方法も異なります。
対策を間違えてしまうと、逆に電磁波が強くなってしまうこともあるため両者を正しく区別することは、とても重要です。

【遠くまで飛んでいく高周波】
高周波とは遠方界まで届く電磁波ということです。
遠くまで電気を飛ばすということから、電波というイメージを持つことができると思います。

たとえば、携帯電話の電磁波は、高周波という部類に入ります。
高周波は、携帯電話の電波を代表例として、様々な周波数帯に分かれています。

この電波は日本のどこにいても飛んでいますが、とても小さな単位であることから、
受送信機から一定の距離が離れていれば、身体に与える負荷はとても低いものであるという見解が主流です。
ただし、一定以上の近距離(頭につけて使用するなど)については、WHO等からも危険性が指摘されていますので、
携帯電話はイヤホンやスピーカーホン等で、頭から離して使用する必要があります。

【ちょっと先までしか飛ばない低周波】
低周波とは近傍界、すなわち近くまでしか届かない電磁波ということです。
低周波の周波数は、じつは私たちと日常的に最も関係が深い周波数と言えます。

家電製品には品質表示のところに「定格 100V 50Hz/60Hz」とあります。
これが低周波の表示で「100V の電圧で、50Hzもしくは 60 Hzの周波数帯で使用できます」という意味です。

特に低周波の電気から発生する電磁波は、電場も磁場も、その製品の機能に必要なものではなく
いわばムダに、副産物として発生しているものです。

不要な電磁波は、身体に影響を及ぼさないように対策をする必要があり、
「電場」最も有効な手段が「アース」であり、
「磁場」
距離をとることです

 

(3)電場と磁場の発生メカニズム

電場磁場図

「電場」と「磁場」は、発生のメカニズムが異なります。

電場は「電圧」がかかると、発生します。
一方、磁場は「電流」が流れると、発生します。

電化製品(低周波)に例えて説明しますと、
① 電源プラグをコンセントに差していない状態では、「電場」も「磁場」も発生しない

② 電源プラグをコンセントに差すと、電圧がかかり、「電場」が発生し始める

③ 更にスイッチをONにすると、電流が流れ、「電場」に加え「磁場」も発生し始める

したがって、電化製品のスイッチをOFFにしただけでは、電磁波の電場は発生し続けていることになります。

また、建物の床壁天井内部の屋内配線に至っては、コンセント、照明、スイッチまでは、ブレーカーをOFFにしない限り常に電圧がかかっていますので、電気を使用しているかどうかに関わらず、常に電場が発生し続けているということになります。

(4)交流と直流

交流直流
同じ電気でも、「交流」「直流」の2種類があり、各々性質が異なります。

「交流」は、コンセントから取る電気です。
「直流」は、乾電池等による電気です。

実は、
交流(コンセント)からは、電磁波が発生しますが、
直流(乾電池)からは、電磁波は発生しません

なぜ交流が電磁波を持つのかといえば、
交流の電気は、時間と共に変化して、電圧も変化し振動しています。
これは、このことにより周波数を持っているということであり、この振動が電磁波そのものだからです。
一方の直流においては、その振動する変化がありませんので、電磁波の発生はない、ということになります。